WebP入門

検索大手のGoogleが開発している
圧縮と透過が出来る画像書類形式



検索上位に上がりやすくするには検索やSNSなどの大手に準拠した方法で作る

 WebP(参照)とは検索大手のGoogleが開発し2010年に出来た画像形式です。主に従来多く使われていたのは写真や水彩画などはJPG(JPEGの方が正式ですがマイナーな表記です)で、アニメ絵な面塗りしかないイラストなどはGIFでした。しかし両方の良い所を取った、新しい規格がWebPです。

 GoogleはJPGと比較して容量が25%~34%も軽くなると言っています。WebPはGoogleが開発した動画のWebMだと1フレームになります。Googleの動画形式という事は世界最大の動画サイトのYoutubeの標準という事です。

 またアニメなどには対応したらしいですが、印刷のCMYK(青赤黄黒)カラーには対応せず、3Dには将来対応する予定らしいです。一般人で印刷や3Dは、出版社やTV局の予算は高いですがリターンが少なさそうなコスパ能力からして、考えなくても良いでしょう。

 画像の容量が重いと読み込み速度が遅くなり、閲覧者の離脱が多くなります。自称アーチストの公式ホームページなどだと、昔の雑誌の表紙のような重たい動画がありますが、あれは元から人気がある有名人だから出来るのです。そして今は大量情報戦の時代です。


画像はどの形式を使用したら良いのか?

 ではWebPと従来からあるGIFとJPGは、どれを使用したら良いのでしょうか?それを以下で比較してみます。

Webで多く使われる三大画像形式を比較
形式 webp gif jpg
使用頻度 ①軽いのでWebでは使うかも⋯
 世間では新しいのであまり
 使われていないようです。
 写真向きです
②たまにWebのアニメ絵などの
 面な絵などでは使うかも⋯
 過去に2004年に失効した
 GIF特許問題がありました
③最も多く写真などで使用です
 が、今後Webでは減るかも⋯
 2018年頃のTVはMP4と
 JPGが表示可
透過 webpは透過(背景を表示)が出来ます(透過指定なしかも⋯最下層レイヤーを透明に) gifは透過(背景を表示)が出来ます(透過指定ありかも⋯保存時に透過にするかを指定) jpgは透過(背景を表示)が出来ません
(背景の青い迷彩はWebP画像)
容量・速度 12kb 51kb 29kb
webpは圧縮を出来ますので、容量が軽く=読み込みが早くなるかも⋯ gifは色数が多い物は、容量が重たく=読み込みが遅くなるかも⋯ jpgは圧縮を出来ますので、容量が軽く=読み込みが早くなるかも⋯
対応 webpは新しいので多くのブログなどで利用できません。主にホームページで利用です gifは昔からありますがブログの場合は利用できない場合もあります。 jpgは昔からあり多くのブログなどのサイトで利用できます
作成可能ソフト webpはWindowsだと市販のソフトか、無料だとGimpぐらいだと思います。またブラウザで例えばjpgをwebpに別名保存が出来ますが、透過をしてない場合もあります gifは昔からあるので数多くのフリーウエアでも作成可能だと思います。今の方が安月給なので無料な画像処理ソフトを作る余裕が無いのでは⋯ jpgは昔からあるので数多くのフリーウエアでも作成可能だと思います。今の方が安月給なので無料な画像処理ソフトを作る余裕が無いのでは⋯
特徴・結論 検索大手のGoogleが開発し、スマホのOSもGoogleのアンドロイドなので、WebPが最強で一択になるかもしれません Web用のボタンやアイコンやアニメなどでは昔から、かなり使えます。それ以外では使わないと思います デジカメやスマホはJPGで保存が多いです。PC内での処理では、これからは使わないかもしれません

 Webページ作成だと集客的にも早い=軽いWebPで公開も良いでしょう。しかし圧縮し過ぎると画質が荒くなりますし、圧縮しなくても良いぐらい軽いです。古いブラウザやTVなどで表示したい場合は、JPGとMP3となるでしょう。

 他にもWeb画像だとpngなどがあります。PNGはJPGやGIFよりは画質などが良いのですが、アニメーション機能などがありません。ただし多くのブログはWebPに対応しないので、最近の私はPNGを多用しています。またブラウザで保存するとPNG保存が多いです。

 またSVGというのもありますが、これは他の形式が写真とすれば、文字で線の形などを変更しやすい、製図ドローイングなPDFのようなデータなので、線などは綺麗で軽いですが、多くのブログなどで表示は非対応で、表示可能なのはJPGかGIFかPNGだと思います。

 テレビやPCはRBGで印刷はCMYKと色指定の方法が別なので、プリントをしたいは印刷向けに保存した方が良いです。プリンターの対応はPDFかJPGが多いです。

 なおWebブラウザや画像処理ソフトなどでJPG書類などをWebP書類などに保存やエクスポート(書き出し)する時は、ファイル種類の指定メニューに保存したい拡張子が無くても、自分で拡張子を.webpなどと入力すれば変換が出来る場合もあります。出来ないのはWebP未対応ということです。

 最終結論としてホームページを作る時は、WebPかSVGなどを使い、ブログなどはPNGかGIFはアニメーションな動作をする広告バナーのみとなります。撮影保存したJPGはドット汚れが出るような文字も入れるなら、前者に置き換えて作業します。




初版:令和3年 皇紀2681年 [西暦2021年] 3月5日(金)
最終更新日:令和3年 皇紀2681年 [西暦2021年] 3月6日(土)


著者:城神YU(しろかみゆ)
1994年頃にMacDTPの経験が1年間しかないPC使用歴1年生だったのに、求職倍率が40倍のイラストレーターの時給千円のアルバイトで、数日HTMLの本を読んだだけでWebのページや絵も作成や、VHSテープのダビングや電話受付などの雑用もさせられた人


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